紫月探偵事務所の夜。
静かな空間で、そらがデスクで書類整理をしている。
レインはソファに座り、紅茶を片手に見つめているが、どこか落ち着かない様子。
レイン（心の声）：「最近、竹井の薬のおかげで抑えられていたけど…どうも今日は調子が悪いな。…そら君の首筋がやけに目に入って仕方ない…」
そら（気づかず）：「レインさん、もうすぐ書類整理が終わるので、そのあとでお茶でもどうですか？」
レイン（少し焦りながら）：「…あぁ、ありがとう。だけど、少し…待ってくれるかな」
そら（不思議そうに）：「どうかしましたか？顔色が良くないですよ？」
レイン（ため息をつきながら）：「そら君、その…君の首筋が今日は…なんだか…可愛くてね」
そら（驚いて）：「えっ、僕の首筋ですか？」
レイン（少し苦笑いしながら）：「あぁ、君が無邪気に仕事に集中しているときの、首筋のラインが…どうにも我慢ができなくなる時があるんだ」
そら（顔を赤らめて）：「レ、レインさん、それって…」
レイン（目を伏せて）：「心配しないでくれ。竹井の薬のおかげで、今は吸血衝動を抑えられているから。ただ、たまに誘惑に勝てなくて…」
そら（少し緊張しながら）：「…もしかして、また甘噛みしたくなったんですか？」
レイン（微笑んで）：「あぁ…君は本当に察しがいいね。血を吸わずに、ほんの少し…甘噛みさせてもらえないかな？そうすれば、この衝動も落ち着くから…」
そら（恥ずかしそうに、でも優しく）：「レインさんなら…いいですよ。でも、ちょっとだけですからね？」
レイン（そっと近づきながら、優しく）：「ありがとう、そら君。君は本当に優しいね」
レインはそらの首筋に顔を近づけ、そっと唇を押し当てる。ふわりと甘噛みする感覚がそらに伝わる。
そら（少し照れた声で）：「…くすぐったいです、レインさん」
レイン（噛むのをやめて、そらの耳元でささやくように）：「これで十分だ。君がこうしてそばにいてくれるだけで、俺は救われるよ…本当にありがとう、そら君」
そら（顔を赤らめながら、微笑む）：「僕こそ、レインさんのお役に立てるなら、それだけで嬉しいで」
レイン（そらの髪を優しく撫でながら、笑顔で）：「君が優しすぎると、俺はどんどん甘えてしまうな…。でも、もう大丈夫だ。ありがとう」
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作者: RIHO
