竹井の研究室。
マッドサイエンティスト竹井が新しい薬を調合中。
研究室を訪れたヴァンパイア探偵レインは、やや疑わしげな表情で見つめている。
レイン（少し呆れた口調で）：「竹井、今度は何を作っているんだ？」
竹井（嬉しそうに）：「ああ、レイン君、ちょうどいいところに来た！今回はね、試作段階の【気分変換薬】を作っているんだよ」
レイン（眉をひそめながら）：「…気分変換薬？それは何のために使うんだ？」
竹井（楽しそうに解説しながら）：「簡単に言えば、飲んだ人の気分を自由自在に変えられるんだ。たとえば、今すぐにでもレイン君を爆笑させたり、突然怒らせたりできるってわけさ！」
レイン（眉を上げて驚きながら）：「それ、何の役に立つんだ？」
竹井（自信満々に）：「いや、たとえば探偵事務所での尋問がうまくいかない時とか、犯人の気分をリラックスさせてポロッと自白させるのに便利だろう？もしくは、そら君が落ち込んでいたら、すぐに元気を出させることもできる！」
レイン（冷静に）：「それ、薬を使う必要があるか？」
竹井（さらに熱心に）：「もちろん！実際に試してみるといいよ。たとえば、このボトルを飲むと…」
竹井（少し不安げに）：「…まあ、少し気分が極端に変わるかもしれないけど」
レイン（疑わしげに）：「…少し？どういう意味だ？」
竹井（慌てて）：「いやいや、大丈夫、大丈夫！きっと君にぴったりの感情を引き出すはずさ。まあ、もし副作用が出たら、次の薬でまた違う気分に変えればいいだけの話さ！」
レイン（ため息をついて）：「おい、竹井、そんな実験的な薬を飲ませる気か？俺が暴走したらどうするんだ？」
竹井（軽く笑いながら）：「その時は僕が責任を取って、君を大笑いさせる薬をすぐに飲ませるからさ！」
レイン（さらに不信感を抱き）：「それ、絶対に悪化するだろうが」
竹井（目を輝かせて）：「でも、でも、レイン君、もしも僕がすごく真面目な気分になる薬を飲んだら、探偵事務所の書類整理とか一気に終わるかもしれないよ？どうだい？」
レイン（冷たく）：「お前が真面目になってくれるなら、その薬を先に試してみてくれ」
竹井（少し戸惑いながら）：「うーん、実は僕にはあまり効かないかもしれないけど、試してみる価値はあるかな」
レイン（鋭く）：「おい、竹井」
竹井（笑いながら）：「まあまあ、冗談さ！でも、気分変換薬はまだ試作段階だから、そら君に試してもらおうかな。彼ならきっといい反応を見せてくれるはずさ」
レイン（さらに厳しい口調で）：「そら君にそんなことをするな。実験台にするなら、自分で試せ」
竹井（少し慌てて）：「う、うん…わかったよ、まずは僕が試すよ。でも、もし僕が突然歌い出したり踊り出したりしても、驚かないでくれよ？」
レイン（冷静に）：「驚かないけど、すぐに解毒薬を用意しろよ」
竹井（苦笑いしながら）：「もちろん、準備は万端さ。さあ、レイン君、これで紫月探偵事務所ももっと楽しくなるぞ！」
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作者: RIHO
