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【5分で韓国語パッチムマスター】初心者が絶対に押さえたい2つのこと

韓国語にはパッチムと呼ばれる終⾳があります。

⽂字の最後の⾳を表しており、⽇本語にはない概念なので、韓国語の勉強をしている⽇本⼈の多くがこの段階で躓いてしまいます。

そこでこの記事は、「【5分で韓国語パッチムマスター】初⼼者が絶対に押さえたい2つのこと」と題して、パッチムをマスターするコツについてご紹介していきます。

この記事を読めばきっとあなたもパッチムマスターになれますよ!

パッチムって何?

パッチムは⽂字の最後に発⾳する終⾳とも呼ばれるものです。

「⼦⾳+⺟⾳+⼦⾳」や「⼦⾳+⺟⾳+⼦⾳+⼦⾳」のように、終わりが⼦⾳になるものを⾔います。

パッチムは全部で27個ありますが、発⾳は7種類に分けることができます。

・k:ㄱ,ㅋ,ㄲ,ᆪ,ᆰ
・n:ㄴ,ᆬ,ᆭ
・t:ㄷ,ㅅ,ㅆ,ㅈ,ㅊ,ㅌ,ㅎ
・l:ㄹ,ᆳ,ᆴ,ᆶ,ᆲ
・m:ㅁ,ᆱ
・p:ㅂ,ㅍ,ᆹ,ᆵ,ᆲ
・ng:ㅇ

パッチムは⽂字の下に付いており、パッチムまでを1⾳節として発⾳します。

例えば、

김という⽂字は「ㅁ」がパッチムで発⾳はkimです。

キムチという単語は⽇本語だとキ/ム/チと3⾳節ですが、韓国語では김치と書き、im/chiと発⾳するので2⾳節となります。

このように、パッチムを発⾳するときは、パッチムまでで⼀つの⾳となるように意識しましょう!

また、⼦⾳が⼆つあるパッチムは基本的に左側の⼦⾳を発⾳します「ᆱ,ᆰ,ᆵ」だけは右の⼦⾳を発⾳するので注意しましょう。

発音するときのポイント

パッチムを発音するときには日本語で似たような舌を使う単語がありますの
で、一緒に覚えていくと良いですね。

kは直後にカ⾏が来る時の「っ」の発⾳。
⾆は下にある状態(例えば、雑貨、オリンピック)

nは唇を閉じて「ん」の発⾳。(案内、本⾳)

tは直後にタ⾏が来る時の「っ」の発⾳。
⾆は上にある状態(例えば、みっつ、バッタ)

lは下を前⻭の裏につけて「る」の発⾳。(英語のlと同じ発⾳)

mは唇を閉じて直後にマ⾏が来る時の「ん」の発⾳。(例えば、さんま)

pは唇を閉じて直後にパ⾏が来る時の「っ」の発⾳。(例えば、ラッパ、葉っ
ぱ)

ngは唇を開いて「ん」の発⾳。(例えば、案外、りんご)

連音化って何?

韓国語には連⾳化と⾔い、発⾳が変化する⽂字があります。

基本的には、パッチムのある⽂字の後ろにㅇで始まる⽂字が来る場合に連⾳化し、⾳を繋げて発⾳します。

⽇本語:일본어→알보너(イルボノ)
あります:았어요→이써요(イッソヨ)
⾦曜⽇:금요일→그묘일(クミョイル)
座る:앉아→안자(アンチャ)
若者:젊은이→절므니(チョルムニ)

このように、ㅇが無くなり、そこにパッチムがくっつくイメージで発⾳します。

実際に発⾳してみるとわかると思いますが、連⾳化したほうが発⾳しやすくなりますよね。連⾳化は発⾳しやすくするためのものなんです!

そして先ほど、⼦⾳が2つ重なる⽂字は⽚⽅の⼦⾳のみを発⾳するとお伝えしましたが、座る・若者のように連⾳化する場合には両⽅の⼦⾳を発⾳します。

その場合、連⾳化するのは右側のパッチムなので覚えておきましょう!

連音化しない場合もある?

ここまで、パッチムのあとにㅇで始まる⽂字が来た場合には連⾳化をすると説明しましたが、これにも例外が2つあります。

① パッチムがㅇのとき

ㅇの場合は、直後にㅇがあっても連⾳化しません。

先ほども述べたように、連⾳化は発⾳しやすくするためのものです。

パッチムがㅇの場合は直後にㅇがあっても発⾳しやすいため連⾳化しません。

しかし、ㅇが重なることで発⾳が⿐濁⾳になるので注意しましょう!

英語:영어(yeong-eo→ヨンゴ)
猫:고양이(goyang-i→コヤギ)

このようにガ⾏に変化しますが、はっきりと発⾳するわけではなく、⿐が詰まっている時のようなガ⾏になります。

② パッチムがㅎのとき

ㅎの場合は、連⾳化せず、ㅎの発⾳がなくなります。

置きます:놓아요→노아요(ノアヨ)
良いです:좋아요→조아요(チョアヨ)

このようにㅎがなくなり、ア⾏の発⾳になります!
ちなみに、괜찮아요(⼤丈夫です)は2段階で変化します。

① 찮のㅎがなくなり、괜찬아요
② 찬のㄴが連⾳化し、괜차나요

となり、発⾳はクェンチャナヨとなります!

少し複雑ですが、よく使う単語なので覚えておきましょう。

まとめ

以上、「【5分で韓国語パッチムマスター】初⼼者が絶対に押さえたい2つのこと」と題して、パッチムについて紹介しました。

◉簡単なまとめ

・パッチムは、「⼦⾳+⺟⾳+⼦⾳」や「⼦⾳+⺟⾳+⼦⾳+⼦⾳」のように、
終わりが⼦⾳になるもの
・パッチムまでで⼀つの⾳となるように発⾳(例:김치→kim/chi)
・パッチムは全部で27個あるが、発⾳は7種類
・⼦⾳がふたつあるパッチムは左側の⼦⾳を発⾳
・例外として、ᆱ ,ᆰ,ᆵは右側の⼦⾳を発⾳
・パッチムの後にㅇで始まる⽂字がある場合は連⾳化(例:일본어→알보너)
・連⾳化することによって発⾳がしやすくなる
・パッチムがㅇとㅎの時は次にㅇで始まる⽂字があっても連⾳化しない
・ㅇはそのまま読むが、⿐濁⾳になる(例:<猫>고양이→コヤギ)
・ㅎの場合は、連⾳化せず、ㅎの発⾳がなくなる(例:<良いです>좋아요→조
아요チョアヨ)

パッチムは⽇本語にはない概念なので、最初は多くの⼈が躓いてしまうでしょう。

しかし、⾆の位置や唇を閉じる・開けるという部分を意識して発⾳することで、⼀気に上達することができます。

パッチムは難しい分、マスターすることで⼀気にネイティブの発⾳に近づきますので、ぜひ、今回のポイントを参考に練習をしてみてください♪

それでは今回は以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。